はじめに
初心者におすすめのコリドラスを調べると、必ず出てくる3種類がいます。赤コリ、青コリ、白コリです。
たしかに丈夫で安くて、素晴らしい魚たちです。でも、その3種はどのサイトでも紹介されていますよね。
そこでこの記事では、あえてこの定番3種を除外しました。定番以外にも、初心者が安心して飼える魅力的なコリドラスはたくさんいます。
我が家では10本の水槽でコリドラスを育成・繁殖させています。その経験をもとに、実際に飼って、殖やして分かった「本当におすすめできる4種」をランキング形式で紹介します。最後には番外編もあります。
結論:おすすめ4選+α
| 順位 | 種類 | 体長 | 価格の目安(1匹) | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | コリドラス・ステルバイ | 約6cm | 600〜1,000円 | 丈夫さ・美しさ・殖やす楽しみを兼ね備えた総合王者 |
| 第2位 | コリドラス・パンダ | 約5cm | 500〜800円 | 導入だけ丁寧に。慣れれば繁殖まで楽しめる人気者 |
| 第3位 | コリドラス・ピグミー | 約3cm | 200〜400円 | 中層を群れで泳ぐ、最安で飼える超小型種 |
| 第4位 | コリドラス・シュワルツィ | 約6cm | 800〜1,500円 | シャープな見た目で水槽の主役になれる丈夫な美種 |
| 番外編 | コルレア/ゼブリーナ | − | − | 4種で経験を積んだ、その先の憧れの種類 |
※生体の価格は時期やお店によって変わります。
選び方の基準は3つ
ランキングの前に、今回の選定基準をお伝えします。
- 初心者でも飼いやすいこと:水質の変化にある程度耐えてくれて、餌もよく食べる種類を選びました
- 現実的に入手できること:熱帯魚店やネット通販で、普通に手に入る種類だけを紹介します
- 実際に自分が飼育した経験があること:カタログスペックの受け売りではなく、自分の水槽で確かめたことだけをお伝えします
なお、順位が上の魚ほど、我が家の水槽での実績が濃い魚になっています。
第4位:コリドラス・シュワルツィ
黒いラインと、白く伸びる胸ビレのトゲが特徴の、シャープな美種です。定番種にはない、キリッと引き締まった見た目は、水槽の主役になれる存在感があります。
- 体長:約6cm
- 価格:1匹800〜1,500円程度(定番3種より少し高めですが、その価値は十分)
- 入手:ホームセンターではあまり見かけないので、熱帯魚専門店かネット通販が確実
飼育自体は難しくありません。性格は温和で、水質にも神経質ではなく、初心者でも安心して飼える丈夫さを持っています。見た目にこだわりたい人の最初の一匹として、自信を持っておすすめします。
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第3位:コリドラス・ピグミー
体長わずか3cmほどの、超小型コリドラスです。価格は1匹200〜400円程度と、今回の4種の中では最安。小型水槽でも群れで飼えるので、飼育のハードルはかなり低い魚です。
ピグミー最大の魅力は、その泳ぎ方です。コリドラスなのに、底ではなく中層を群れで泳ぎます。ホバリングするように漂う姿は、他のコリドラスでは見られません。「底にいないコリドラス」というギャップがたまらない魚です。
注意点は2つあります。
- 口が小さいので、細かくすりつぶした餌や小粒の餌が必要
- 体が小さいので、大きな魚との混泳には向かない
この2点さえ押さえれば、飼育はとても簡単です。省スペースで群泳を楽しみたい人にぴったりです。
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第2位:コリドラス・パンダ
目元の黒いバンド模様がパンダそっくりの、大人気種です。
- 体長:約5cm(45cm水槽でも十分に飼育できます)
- 価格:1匹500〜800円程度
- 入手:流通量が多く、熱帯魚店ならほぼ確実に出会えます
ここで正直にお伝えすると、パンダは買ってきた直後がいちばんの山場です。水槽に慣れるまでの期間に、調子を崩しやすい傾向があります。
対策はシンプルで、導入時の水合わせを、点滴法で1時間以上かけて丁寧に行うこと。これだけで失敗はぐっと減ります。
そして、一度環境に慣れたパンダは、まったく別の魚のように安定します。その証拠に、我が家の水槽ではパンダの繁殖にも成功しています。デリケートと言われるパンダも、正しく導入すれば、産卵から稚魚の育成まで楽しめる魚です。我が家での飼育と繁殖の様子は「コリドラス・パンダの飼育と繁殖」で詳しく紹介しています。
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第1位:コリドラス・ステルバイ
白いスポット模様に、オレンジ色に染まる胸ビレ。初心者向けとして紹介するのが申し訳なくなるほど、美しいコリドラスです。
- 体長:約6cm
- 価格:1匹600〜1,000円程度(流通量も多く、入手は簡単)
1位に選んだ理由は、欠点が見当たらないからです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 丈夫さ | 水質の変化に強く、初心者がやりがちな失敗もかなり許容してくれる |
| 高水温への耐性 | コリドラスは基本的に暑さが苦手だが、ステルバイは比較的高い水温にも耐える。夏場の水温管理に不安がある人には心強い |
| 繁殖のしやすさ | 環境が整えば、特別なことをしなくても産卵まで到達できる。我が家でも繁殖に成功 |
卵から稚魚が育っていく過程は、アクアリウムの楽しさを一段階引き上げてくれます。丈夫で、美しくて、殖やす楽しみまである。最初の一匹に迷ったら、ステルバイを選んでおけば間違いありません。
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番外編:憧れの高級種コルレアと、次の挑戦ゼブリーナ
ここからは、今回の4種で経験を積んだ「その先」の話です。コリドラスの世界には、憧れの高級種と呼ばれる魚たちがいます。
その一つが、コリドラス・コルレアです。オレンジのワンポイントと、体に走る美しいライン。流通量が少なく、なかなか出会えない魚ですが、我が家の水槽で繁殖に成功しています。1年間の産卵記録は「【全公開】コリドラス・コルレア|1年間の産卵データまとめ」で公開しています。
そして現在は、さらに難易度の高いコリドラス・ゼブリーナの繁殖にも挑戦中です。挑戦の様子は、今後YouTubeで公開していく予定です。
最初は「1種類を群れで」がおすすめ
どの種類を選んだ場合も、最初は1種類を5〜6匹の群れで飼うのがおすすめです。群れの安心感で本来の活発な姿が見られ、オスメスが揃えば繁殖にもつながります。殖やしやすさで選びたい方は「繁殖しやすいコリドラスの種類」もあわせてご覧ください。
飼育を始める前の準備は「コリドラスの飼い方 完全ガイド」にまとめています。
よくある質問
Q. 赤コリ・青コリ・白コリは初心者に向いていないのですか?
いいえ、とても丈夫でおすすめできる種類です。今回は「どのサイトでも紹介されている定番以外にも、初心者が楽しめる種類がいる」ことを伝えたくて、あえて除外しました。
Q. 4種の中で一番安く始められるのは?
ピグミーです。1匹200〜400円程度で、小型水槽でも群れで飼えます。ただし口が小さいので、細かい餌を用意してください。
Q. 繁殖まで楽しみたいなら、どれがいいですか?
第1位のステルバイです。丈夫で、環境が整えば特別なことをしなくても産卵まで到達できます。パンダも、導入さえ丁寧に行えば繁殖まで楽しめます。
おわりに
まとめます。
- 第1位 ステルバイ:丈夫さ・美しさ・殖やす楽しみを兼ね備えた総合王者
- 第2位 パンダ:導入だけ丁寧に、慣れれば繁殖まで楽しめる人気者
- 第3位 ピグミー:中層を群れで泳ぐ、最安で飼える超小型種
- 第4位 シュワルツィ:シャープな見た目で水槽の主役になれる、丈夫な美種
定番の赤コリ・青コリ・白コリ以外にも、初心者が楽しめるコリドラスはこんなにいます。どの魚も、正しく飼えば5年以上付き合える相棒です。焦らず、じっくり、水槽の底で暮らす彼らとの生活を楽しんでください。

