はじめに
コリドラスは丈夫な魚ですが、病気にならないわけではありません。
そして重要なのが、コリドラスは薬に敏感な魚だということ。治療法を間違えると、病気ではなく薬で死なせてしまうことがあります。
この記事では、かかりやすい病気と、コリドラスに合わせた治療法をまとめます。
※この記事は、薬のメーカーの説明などをもとに一般的な情報をまとめたものです。薬は必ず説明書を読んでから使い、症状が重いときや判断に迷うときは、購入したショップや専門店に相談してください。
まず大原則:治療は隔離容器で
病魚を見つけたら、本水槽ごと薬浴するのではなく、隔離容器(バケツ・プラケースでOK)に移して治療します。
- 本水槽のバクテリアと水草を守れる
- 薬の量を正確に管理できる
- 病魚をじっくり観察できる
隔離容器には必ずエアレーションを入れてください。
薬の量は説明書どおりに守ってください。量を減らすと、薬が効かずに病気が治らないことがあります。そのうえで、コリドラスは薬に敏感と言われる魚なので、薬浴中はこまめに様子を見て、ぐったりする・呼吸が荒いなどの異変があれば、すぐに水を換えて薬を薄めてください。
① カラムナリス症(尾ぐされ・ヒレぐされ)
症状
- ヒレの先が白く濁り、溶けるようにボロボロになる
- 進行すると口やエラにも広がる(口ぐされ・エラぐされ)
治療
- グリーンFゴールド顆粒での薬浴(量は説明書どおりに守る)
- 進行が早い病気なので、見つけたら即隔離・即治療
- 薬の効き目は5〜7日間。使い方と期間は説明書に従う
② エロモナス症(赤斑・腹水・松かさ)
症状
- 体表やヒレの付け根に赤い充血・出血斑
- お腹が膨れる(腹水)、鱗が逆立つ(松かさ)
治療
- 観パラD、またはグリーンFゴールドリキッドでの薬浴(どちらもエロモナス菌による病気の薬です。尾ぐされ用の「グリーンFゴールド顆粒」とは別の商品なので注意)
- 正直、進行したエロモナスは完治が難しい病気です
- 早期発見と、そもそもの予防(水質維持)が最重要
エロモナス菌は常在菌で、水質悪化と魚の体力低下で発症します。発症した時点で水槽環境を見直すサインです。
③ 白点病
症状
- 体やヒレに白い点々が付く
- 体を底床や流木にこすりつける動きをする
治療
- メチレンブルーでの薬浴+水温を2〜3日かけて28℃前後へ徐々に上げる
- 水温を上げるにはヒーターが必要です。エアコンで室温管理している水槽でも、治療のときだけ隔離容器にヒーターを使う方法があります
- 白点虫のサイクルを断つため、治療は1〜2週間継続
- 詳しくは「メチレンブルーの使い方」をご覧ください
水温変化が引き金になりやすいので、季節の変わり目とお迎え直後は要注意です。
病気を防ぐ3つの基本
- 週1回の水換えと底床掃除(菌の温床を作らない)
- 急激な水温変化を避ける
- 新しい魚は2週間トリートメント(隔離観察)してから合流
おわりに
まとめます。
- 治療は隔離容器+エアレーション+薬は説明書どおりの量で、こまめに観察
- カラムナリスは即治療、エロモナスは予防が全て、白点は加温+薬
- 最大の薬は日頃の水質管理
「なんか元気がない」段階で気付ければ、大半の病気は軽症で済みます。毎日の餌やりのときの観察を大切にしてください。


コメント